CAMPFIREグループのPMと話す中で、一口にプロダクトマネジメントといっても、マネジメント対象のプロダクトの状況によってPMがとる動きも変わってくるよなと思い、整理してみました。事業成長しか論点にしてない(本来は持続性や拡張性も入ってくるはず)とかもあるけど、これを叩きにもう少し考えを深めてみたい
プロダクトステータスマトリクス
グロースフェーズ
プロダクトがどの程度事業の成長要因になっている(なりうる)かをざっくり三段階に
- プロダクトグロースフェーズ
- プロダクトグロース移行フェーズ
- 非プロダクトグロースフェーズ
プロダクトが事業のグロースファクターである
プロダクトを事業のグロースファクターにしようと(なろうと)している
プロダクトが事業のグロースファクターではない
施策規模
メインとなる施策の規模感の粒度をざっくり三段階に、期間についてはもっと考えられそうなのと、大抵は混在してる
- 小規模(~1ヶ月)
- 中規模(~6ヶ月)
- 大規模(~3年)
プロダクトにおける施策の中心が短期的で小規模な施策である
プロダクトにおける施策の中心が中期的で中規模な施策である
プロダクトにおける施策の中心が長期的で大規模な施策である
プロダクトステータスマトリクス
グロースフェーズと施策規模を掛け合わせると、9つに分類されます。このうち自分のプロダクトがどの辺かをだいたいプロットできるんじゃないかと思います
グロースフェーズごとのプロダクトマネジメント
非プロダクトグロースフェーズ
非プロダクトグロースフェーズでは、プロダクトグロース移行フェーズに入るのを目指して ”事業成長を担うプロダクト” のビジョンを構想し、大きな仮説を検証していくことが役割になりそう
プロダクトグロース移行フェーズ
プロダクトグロース移行フェーズでは、プロダクトによる事業グロースの実現に向けてPDCA環境を整備してって作戦を定めてくことになりそう。”PDCA環境” はかなり多義です
グロースフェーズ
グロースフェーズではグロースのPDCAを回し続ける、より良く回し続けるためのあらゆることが仕事
施策規模ごとのプロダクトマネジメント
- 小規模(~1ヶ月)
- 施策対象ボリュームを意識しながら施策数をマネジメントする
- 小規模な仮説検証の結果から、より大きな規模の施策に繋がる仮説を抽出する
- 中規模(~6ヶ月)
- 投下リソース(時間含む)が多くなるため、仮説が反証された際のロスタイムが大きくなる
- 確からしさのある課題にアプローチする
- 仮説を細分化し、検証の順番をマネジメントする
- 仮説検証する施策の精度(検証の質)をマネジメントする
- 大規模(~3年)
- 社会, 事業状況など、プロダクトを取り巻く環境から、プロダクトが必然的に向かう方向を見定める
- 仮説実装のロードマップをマネジメントする
- 施策が複雑な仮説の組み合わせで成り立つ場合、複数の中規模施策をマネジメントする
右上を目指せ
基本的には非グロースからグロースへ、小規模から大規模へと右上を目指していくのが良いのかなと思いました
- 非グロースからグロースへ
- 小規模から大規模へ
- プロダクトによるグロースインパクトを大きくしていく
- 最終的には事業のアップサイドを引き上げていく動き
- 部分の適正化(小規模施策)を捨てるのが必ずしもいいわけではないし、グロースに繋がらないからよくないとかではない
- CVに近い箇所とかずっと施策をするべきだし
プロダクトが事業グロースを実現できるようにしていく
おわり
- 個別環境にだいぶ依存するのでこの限りではなさそうだけど全く参考にならないわけでもなさそう
- この整理に今のポジションとかやってることやってこうとしてることはめてみて、感じた違和感から考えを深めていくことができそう
- プロダクトステータスってなんだ
- 言いたいことはわかるけどもうちょっと正しく表現できる言葉がありそう