クラウドファンディングのCAMPFIREでプロダクトマネージャーをしています。プロダクトマネジメントをはじめてから一年半くらいが経って、ようやく「分からないな〜」と思い始めてきたころ。
プロダクトマネージャーとは、プロダクト(製品)をマネジメントする人のことであり、マネジメント対象はプロダクトである。そして、その行為がプロダクトマネジメントである。
プロダクトマネージャーは、次の様に定義されている。(好き勝手に抜粋)
- The Product Management Triangle
- Inspired
- Geekly(ググると1位)
- GLOBIS
「開発者-ビジネス」「ビジネス-顧客」「顧客-開発者」の融合領域における、各種の複雑さや衝突、トレードオフの統合を行う
製品の成功に責任を持ち、説明責任を負う人
顧客満足度を上げて、最大利益を得るために動く仕事
PLC(Product Life Cycle)のすべてのフェーズ(導入, 成長, 成熟, 衰退)と、BTD3領域(Business, Technology, Design)の中心部分の責任を負う
これらに自分なりの解釈を加えてまとめると、
プロダクトとその成果に対する責任を持ち、価値を最大化する人。UX, Tech, Businessへの理解と、それら一つ以上の領域において突出した能力と、推進に必要な調整を遂行する能力がある。
こんな感じになる。
「プロダクトマネージャーってなに?」と聞かれたら確かにこう答えるのだけど、毎日プロダクトマネジメントをし(ようとし)ている自分事として考えてみるとあまりしっくりこない。会社や事業視点で捉えているからだろうか。
もう少し、日々、デザイナーさんエンジニアさんと議論を交わし、ユーザーさんのためにプロダクトを作っていく自分の視点で捉えたかった。
デザイナーさんエンジニアさんをクリエイターとして尊敬している。
ユーザーさんが触って、ユーザーさんの生活に影響を与える部分を作っているのは彼らであるからだ。そんな彼らに「次はここを解決しましょう」「これを作りましょう」と伝えるのだから、贅沢な役割だと思う。
そして、何かを作るには時間を使う、つまり作り手の時間をもらっている。
伝えたものが間違っていれば、間違っていると思っていても伝えてしまえば、誰にも使われないものを、誰も幸せにならないものを作らせてしまう。
そう捉えていくと、チームの中の僕の視点でのプロダクトマネジメントとは、
クリエイターが作ったものを無駄にしないこと、無駄になってしまうものを作らせないこと
なのだと考えた。
そのために、プロダクトがグロースする仕組みを明らかにして順番を作ったり、どこで問題が起きているのか探したり、なぜ起きているのか調査したり、仮説を立てたり、リーンに検証をしたり、ステークホルダーと複雑な調整を進めるのだ。
日々の自分、自分目線の言葉にできると、しっかりと地面を掴んだ様な感覚がする。良いプロダクトにしていきたい。