Created
Nov 13, 2022 8:46 AM
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「何かについて分かってなくて行動していない人」に「分かる情報」を提供したからといって、行動はしないまま「知識の有無」ではなく「行動に至るまで考える困難さ」が問題
それを踏まえて、「ユーザーが分かったように動いていく設計」が重要
よくある状況
- Xという問題が起きている
- ユーザーが、望ましい行動をしていないことが原因だ
- だから、ユーザーに望ましい行動を(もっと)して欲しい
解決したい人の頭のなか
- ユーザーが望ましい行動をしない
- それは、hogeについて知らないからだ
- ユーザーに、hogeについて伝えよう
ここまでの構造
解決したい人の頭のなか2
- ユーザーはhogeについて知らない
- じゃあ、hogeについて伝えてあげよう!
よくある残念な結果
- hogeについて伝えた
- のに、望ましい行動が起きない
- から、問題Xが解決しない
なぜこうなるか
- 多くの場合、望ましい行動をしていない原因が、「hogeについて知らない」ではないから
- ユーザーが、「hogeについて知らない」はファクトでも
- 「hogeについて知らない」ことが、望ましい行動をしていない原因ではない
(大抵の)本当の原因
- 「知識の有無」ではなく「行動に至るまで考える困難さ」が本当の原因である
- 「行動に至るまで考える困難さ」の要因に「知識の有無」が含まれることはある
「正しい情報を目のつくところに置いたところで(そして、読まれたところで)行動は変わらない」
本当の解決策
「知らなくても、ユーザーが分かっていたかのようにうに動ける設計」
伝えるのではなく、動くように設計せよ
- 知らなくてもまるでそうするべきかのようにユーザーが動いていく
- だからこそダークパターンはNG、正しいことをしよう
「知ったら行動できる」ケースも当然あるけど
- 望ましい行動を起こすために、多くのことを伝えようとしてしまうと
- ユーザーにインプットする情報量が過多になり、伝わらなくなる
- 知らないことを伝える施策は、こうした拡張の難しさも課題