変化のマネジメント

昔ツイートしたこれ

何か複雑なものを変化させるときに意識しておくと良さそうなこと

ソフトウェアプロダクト周辺のあれこれとか、組織とか事業とか

複雑なものを変化させるのって難しくて時間はかかるけど、それを言い訳にするのではなく、マネジメントしようということを言いたい

  • いま存在するものに、何かを追加したり引いたりと変化させるのは、直感的な印象よりもコストがかかる
    • いま存在するものは、表層からは認識し辛い複数の要素の組み合わせによりって成立している
    • 複数の要素は複雑な組み合わせがされており、変化が与える影響は想定よりも大きくなる
      • 影響の大きさは複雑さに準じやすい
      • 複雑でなくても大きな影響を与えることがある
  • なぜか
    • AとBの要素をもつXがあるとする
      • Xはαという働きをしている
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    • とある事情によりXに要素Cを追加したくなった
    • このとき、Xに要素Cを追加すると、働きαから離れ、働きα'になってしまう
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      • 働きαを発生させるべく要素A, Bの組み合わせを設計しているので、要素Cを追加することでズレが発生するためである
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      • 働きαとα'の離れ具合には程度が存在する
    • 働きαを維持するには、「要素A, BをもつXに要素Cを追加する」のではなく、「働きαが発生する要素A, B, CをもつX'を設計する」必要がある。
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      • 「X」と「働きαが発生する要素A, B, Cの組み合わせ」の差異が大きい場合は、「X'」ではかく「Y」を設計することとなる
    • Xの要素がA, Bだけでなく、A〜Zとある状況を想像するとその複雑さが窺える
  • こういった構造を意識せず、Xに要素Cを追加する手段を選択し続けると、どこかで働きαが破綻する
  • Xを変化させる際は、追加される(ないし引かれる)要素を、現存する要素に加えて改めて組み合わせを設計することが望ましい
  • 負債としての "アドホックな変化"
    • とはいえ、現実ではかけられるコストが少なく、速度を優先すべき状況がありえる
    • その場合は、負債として、Xにアドホックな変化を行うこととなる
    • 働きαからの離れる程度が小さいほど、働きαの受容者からは許容される
    • 「負債」とすると聞こえは悪いが、その時〜将来にかけて得られる利益が最大に近ければ近いほど、意味のある負債となる。
      • 目的は利益であるため、負債そのものが悪であることはない
    • しかし、負債である以上、負債規模が許容ラインを超えると、高い代償(利子)を払うことになる
      • 高い代償を払うとトータルでみた利益が減る
      • 単に利益が減るだけでなく、活動にレバレッジが効いている状態(事業規模など)ほど、大きく減る構造である
    • そのため、負債の扱いに長けている必要がある
      • 負債に向き合っていく際には、「負債をもつ意思決定をした責任者が既にいない」といった状況も往々にしてある
  • いまの存在を変化させる際は、先の状況までも想定した設計を行えると良い
    • 負債をもつ意思決定をするのであれば尚のこと
  • 何かの活動を成長させていくには、持続的である必要がある
    • 持続性のある状態
    • 成長を目的とせず、活動の持続が目的だとしても、持続的である必要がある
  • 持続性をもってトータルの利益を最大化できるようにマネジメントしていこう
  • しっくりくるタイトルが無い中このタイトルにしたけど対象が壮大になってしまった..
    • 何にせよ変化を起こすことで成長ないし持続またはその両方をさせる仕事にずっと就いていくと思うから、変化を取り囲むあれこれについては考え続けていきたい

何事も一朝一夕ではいかない